マンションインフラの「要」である給水ポンプの適正な交換時期はいつなのか?
給水ポンプは最も重要なマンション設備のひとつ
マンションの給水設備を人間でたとえると、水道管が「血管」、給水ポンプは「心臓」にあたります。
その心臓の動きが悪かったり止まってしまうと住環境の大きな問題に発展しますので、マンション管理のなかでも「ポンプ」の管理・監視はトラブルを未然に防ぐための重要な項目です。
給水ポンプの寿命は?
給水ポンプは、一般的に5年~8年程度で分解整備(オーバーホール)を行います。給水ポンプを分解し、埃や錆を取り除きます。また、消耗品であるベアリングやメカニカルシールなどを交換し、給水ポンプをできるだけ長く使えるようにします。
給水装置全体(給水ポンプ・附帯機器類)では、概ね14年~18年で取り替え(更新)となります。揚水ポンプ・加圧給水ポンプなど、ポンプの種類や使用頻度により更新周期は異なります。
マンションに合ったポンプを選択するためには、何を基準に選べばいいの?
ポンプの型を決める前に、まず給水方式を「そのまま維持する」のか「直結方式」に変更するかの判断をします。そして、その給水方式に合ったポンプを選んでいきますが、専門家と相談する際、下図のチェック項目を参考にしてみて下さい。
マンション・ビルで利用されているポンプは「どんなメーカー」があるの?
主に3社あります。
故障による更新をする場合、基本的には同じメーカーの同等性能機種を選ぶことになります。交換のタイミングや工事業者の考え方によっては、別メーカーや新型などの機種を提案してくる場合もあります。在庫状況などにより安く提供ができる機種があるためです。新商品の情報や工事業者の提案や見積りの根拠をよく確認してから、機種の選択をしましょう。